食材の寺小屋


「食材の寺小屋」は、「食から日本を考える」の大テーマのもと、国産の品質が優れ、おいしくて、安全な産物や加工食品を発掘し、日本全体に広く普及させ、次の世代へ伝えていくことを目的として活動しています。
会長である料理研究家 辰巳芳子の「食文化とは、あらゆる文化の母体である。必ず生命を守りうる食材を次の世代に贈っていきたい」という願いに賛同する会員約500名に支えられ、1996年に発足しました。
食の情報を流すニュースレターの発行、「日本の地域食材」の出版、農場での有機野菜栽培体験、地方研修会、また、2005年からは代表理事である中村靖彦を塾長として「寺小屋講座」を開設し、様々な角度からの食の勉強会を実施しています。
講座延期のお知らせ
コロナウィルス感染拡大防止のため6月の講座は
延期いたします。
なお、7月以降に関しましては未定のため、決まり 次第ご案内い たします。
「食材の寺小屋」講座予定 2020年 4月~6月 を更新しました。
(2020.3.16)
中村靖彦コーナー を更新しました。(2020.4.1)
こちらから ↓↓
講 座 レ ポ ー ト |
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✤「アスリートの食ってどんなもの?」 2019年10月11日
㈱FoodConnection代表 橋本玲子さん
オリンピック、パラリンピックを来年に控え、ラグビーワールドカップでは大いに沸き、今スポーツへの関心が高まっています。 今回は選手たちがあの超人的な体力、筋力、持久力を作り、維持するためにどのような食生活を送っているのか、長年トップアスリートの栄養管理をされてきた橋本玲子さんにお話をうかがいました。
強豪アスリートほど「食」への関心とこだわりが強くいとのこと。オリンピック・パラリンピックでも求められる食材は地産地消であり、オーガニックなものと国際オリンピック委員会(IOC)が調達基準を設けている。
今のトレンドはテニスのジョコビッチ選手の食事法として有名なグルテンフリーやベジタリアンの選手も増えているそうです。また、腸内で発酵しやすい糖質を控える低FODMAP(フォドマップ)という食事療法が注目されているそうです。
グルテンフリーは新しいダイエット法として日本の女性誌にも登場しているが、正しく理解して取り入れないと健康面では逆効果なこともあるようです。
この他にもオリンピックの選手村のダイニングメニューのお話など具体例も多く、大変興味深い講演でした。
------講演に想う------
50年以上前のことです。プロ野球界は春になると一斉に合宿練習が始まります。ある日、新聞紙上で合宿練習所に七輪を持ち込んで自分の食事を自分で調理して食べているという金田正一投手に関する記事を読みました。
当時すでに金田投手はスーパースターでした。 傑出した運動能力を利して前人未踏の大記録を打ち立てて行く、あの金田投手が食と体に強い関心を持ち、自分の考えを持ってそれを実践していることに大きな感銘を受けたことをよく覚えています。
・・・全文を読む
✤「認知症を防ぐ食」 2019年9月15日
東京医科歯科大学 能機能統合研究センター
朝田 隆 さん
「認知症を防ぐ食生活の基本はバランスと多様性」
認知症の研究を30年以上続けている東京医科歯科大学脳統合機能研究センターの朝田隆教授に「認知症を防ぐ食」と題して話をうかがった。認知症の8割を占めるのが80代以上の高齢者であることから、80歳を過ぎても認知症になりたくなかったら事前にどう予防するか、という点にフォーカスを当てたものだ。
認知症治療の現状を見ると、最後の治療薬が開発されたのがおよそ四半世紀前、それ以来、成績が公表されているものに限っても新たな薬の治験成績は30連敗と振るわない。また、この30年余りで提案されてきた様々な予防法の多くは効くという証拠がなく、効果がないと思った方がいいという。個々の予防法が客観的に評価されるようになったのはここ10年ぐらいのことだ。
現在、認知症の原因と考えられているのは、①加齢②遺伝的要因③うつ病や生活習慣病。一方、予防に役立つのは、①運動②知的な活動③食生活。従って、認知症の予防は食生活の改善だけでは不十分で、生活習慣病やうつ病にきちんと対応したり、運動や知的な刺激、社会との交流を視野に入れた望ましいライフスタイルを実践したりすることが重要となる。この点から、認知症の最大の危険因子は中年期からの難聴だという。
コミュニケーション不足になり孤独感からうつ病を発症するからだ。
では認知症を防ぐにはどのような食生活を送ればいいのだろう。 ・・・全文を読む
次回の講座 4月22日(水) 「山椒は辛いだけじゃない」 |
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山椒はとげのある枝が特徴でミカン科の植物です。 葉と実は辛く、山椒は小粒でピリリと辛いと言われてきました。 その山椒がこのところ注目を集めていて、静かなブームになっています。 注目を集めているのはその機能性です。 最近は高血圧対策ともいえる効用も確認されているようです。 今回は日本でも有数の産地、和歌山から講師をお招きしてお話をうかがいます。 |
学生さん無料です
「食材の寺小屋」講座は「知りたい!」「学びたい!」といった学生の皆さんを応援します。
関心のあるテーマ、気になるテーマがあったら、気軽にご参加ください。
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お問い合わせ NPO法人食材の寺小屋 事務局まで
電話 03-6807-3938
090-1119-6080
FAX 03-6807-3939
e-mail info@yoishoku.com
事務局より
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