「食育はここから始まる日本の地域食材」2006年度
NPO法人 良い食材を伝える会
「良い食材を伝える会」が全都道府県に対して食材の調査をし、まとめたのが『日本の地域食材』である。本書で紹介している食材は、農水産物・きのこなどの林産物が中心で、一部加工品も含まれている。種類は、野菜、果物、加工品、穀類、水産物、畜産物等であり、一般的なものから各地で守られている伝統的な種類や品種までおよそ1600点である。
各食材の解説項目は、生産地、特徴、名前の由来、用途・食べ方、生産状況と将来性、問い合わせ先、価格の目安、取り寄せ、生産量等であり、その食材の現況が把握できるような解説を行っている。口絵カラーページには、インカトマト、平田赤ねぎ等の珍しい食材の数々も紹介し、利用しやすい索引もついている。各地の食材を覚えるには最適の書である。
判型B5版、口絵カラー4ページ、本文・索引を含めて536ページ、頒布価格3200である。
食材の寺小屋 「食」から日本を考える
NPO法人 良い食材を伝える会