良い食材を伝える会


中村 辰巳皆さん、安心、安全な食事をしていますか?

「良い食材を伝える会」は、国産の品質が優れ、おいしくて、安全な産物や加工食品を発掘し、日本全体に広く普及させ、次の世代へ伝えていくことを目的としています。

会長である料理研究家 辰巳芳子の「食文化とは、あらゆる文化の母体である。必ず生命を守りうる食材を次の世代に贈っていきたい」という願いに賛同する会員約500名に支えられ、1996年に発足しました。

食の情報を流すニュースレターの発行、「日本の地域食材」の出版、農場での有機野菜栽培体験、地方研修会、また、2005年からは「食材の寺小屋」を開設して、様々な角度からの食の勉強会を月に2~3回実施しています。

                                        
                                   

 「食材の寺小屋」講座予定 2019年1月~4月 を更新しました
                                
(2018.12.18)
         

中村靖彦コーナー を更新しました。  こちらから ↓↓

             「コメがないから楽だ、なんてとんでもない」 



- - -  「食材の寺小屋」講座レポート   - - - 



                                                       
   ✤2018年12月14日
               「道中食から読み解く社会経済の変遷」

相模女子大学 教授 湧口清隆さん

  
 「道中食」とは近代の旅行で移動中に食べる食事全般を指す。最も歴史が長い「駅弁」や食堂車で提供される料理、旅客機の機内食、最近伸びている空港の弁当「空弁(そらべん)」や高速道路の休憩施設や道の駅などで売っている「速弁(はやべん)」「道弁(みちべん)」などが含まれる。今回のテーマはこれらの変遷を主に経済との係わりで追っていくことにある。

 湧口先生は実際に駅弁屋に取材に行ったり実食したりされておられるようでオタク的エピソードにも事欠かない。
ここでは書ききれないので、その内の一つを紹介しよう。
駅弁でおなじみの幕の内弁当は1889年(明治22年)に姫路駅で生まれ各地に普及していった。幕の内弁当の「三種の神器」は卵焼き、蒲鉾、魚(焼き魚かフライ)だそう。確かにこの3つは大抵の幕内に入っている。
国鉄時代は幕の内弁当を「普通弁当」と呼び、寿司などほかの弁当を「特殊弁当」と呼んでいた。昭和40年代以降の高速化などで普通弁当の需要は減る一方、デパートの駅弁大会などでは高級志向や新商品開発の需要は高まっている。しかし今では、多くの老舗の駅弁屋が経営破綻や廃業したり、JRの子会社の傘下に入ったりしてるという。
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✤2018年10月16日出前講座
      「食の源流を感じて ~東京の尼寺、三光院の精進料理~」




西井香春さん

麗らかな秋の一日、食材の寺子屋の出前講座は、東京郊外、小金井市にある尼寺、臨済宗 泰元山 三光院にて、旬の精進料理を楽しみました。

 三光院は京都・嵯峨野の「曇華院(どんけいん)」、通称「竹之御所」とも呼ばれ親しまれている禅宗の尼門跡寺院に由来し、独特の精進料理を武蔵野の地に伝えている寺として知られています。

皇族や公家の女性達が守ってきた門跡寺院だけに、三光院の精進料理は室町時代から御所料理の流れを受け継ぎ、宮中の雅と禅の心が一体となった料理として600点余にわたり大切に守られてきました。関東の三光院でもその流れをくみ、季節の味わいを生かした精進料理は寺の修業の一環でもあり、また、一般の方々へも提供されています。 

 現在、三光院の精進料理を守っているのは西井香春さん。かつて「西井 郁(あや)」というお名前で、フランス家庭料理研究家としてテレビや女性誌で活躍なさっていた方です。16歳で渡仏し家庭料理や製菓を学び、帰国後は料理教室やワイン会など「ポトフ・サロン」を主宰。NHK「きょうの料理」にレギュラー出演したり、フランス料理やハーブの本も多数執筆したいたので、出前講座に参加の会員でご存じの方もいらっしゃいました。1993年に日本料理の原点を極めるために三光院のご住職、香栄尼に師事し、今日に至っています。

                
 講座では中村靖彦代表理事のご挨拶のあと、西井香春さんが三光院の精進料理について講話。簡素ながら気品ある華やかさをまとっているのが、門跡寺である三光院の精進料理の特長であること、旬の食材の風味を最大限に生かすことが一番大切であることなど、精進料理の歴史とともに語ってくれました。
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次回は 1月18日です。 皆様のご参加を お待ちして おります                 
 

yoishokuyoishoku

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「食材の寺小屋」 特別企画出前授業とセミナー(この講座は終了しました)

「東日本大震災・復興支援プロジェクト」


 あの日の揺れを憶えていますか? 2011年3月11日、午後2時46分、東日本の各地を襲った大地震。これまで経験したことがない揺れと建物の倒壊。そして大津波。緊急のテレビ放送から流れる、津波の高さ15メートルとか20メートルといった数字に、私たちは息をのみました。家や車が流される、信じられない風景が茶の間に飛び込んで来ました。

2018 東日本大震災復興支援 津波被害写真1 2018 東日本大震災復興支援 津波被害写真2

 あの日から間もなく7年です。
 「食材の寺小屋」ではこれまでも折にふれて、この大災害の実態や復興の姿について勉強を重ねてきました。そして今度7年という節目の時を迎えて復興を支援するプログラムを実施します。
 

1.復興途上の村を訪ねる=2018年2月7日(水) ―― 福島県飯舘村への出前授業
東京電力福島第一原子力発電所は、大津波によって原子炉がメルトダウンした結果放射能が飛び散り、近くの市町村に大きな被害をもたらしました。福島県飯舘村は全村避難を余儀なくされた村の一つです。
村役場は2016年7月、村民全ては2017年3月31日に避難解除となりました。
村のあちこちに、汚染物質を密閉したフレコンバッグが積んであります。
災害発生当時の村の人口は6,000人、現在帰ってきた人は500人です。

2018東日本大震災復興支援 津波被害写真3 2018東日本大震災復興支援 津波被害写真4

 しかし、コメ作りを再開しようとしている農家もあらわれて、全量検査をした安全なコメを出荷する意欲を示す人たちが増えています。風評被害をどう克服 するかが、大きな課題でしょう。
この飯舘村を訪ねます。菅野典雄村長をはじめ、地域の人たちと交流し、意見交換をして皆さんを励ますつもりです。
 

2.知って食べることが復興につながる。―― フォーラム「三陸の魚資源を学ぶ」=2018年3月6日(火)
 会場 : 服部栄養学園  渋谷区千駄ヶ谷5-24-4/入場無料
 講師 : 畠山重篤さん 宮城県牡蠣養殖漁業者「私は再び牡蠣に生きる」
     2018東日本大震災復興支援 畠山氏写真

 講師 : 上田勝彦さん ウエカツ水産 代表取締役「三陸では、いまこの魚が面白い」
     2018東日本大震災復興支援 上田氏写真

 津波によって大きな被害をこうむったのは三陸の漁場です。多くの漁場では、放射能汚染の心配から魚を取ることが出来ず、むなしい何年かを過ごして来ました。牡蠣漁業者の畠山さんも、壊滅的な打撃を受けました。
 しかし海の汚染は解消され、牡蠣の養殖はかつての豊かさを取り戻しつつあります。「森は海の恋人」の著書にもあるように、森と海、全体の環境と生態系を大事にする畠山さんの気持ちが復興を支えているとも言えるでしょう。
 フォーラムはまず、畠山さんに打撃から立ち直った道筋と、現在の養殖業についてお話しして頂きます。
 そして、次は水産庁OBで、現在は魚についての知識や扱い方を、日本各地で広めるお仕事をしておられる上田さんです。三陸の魚で、この冬の季節の旬はどんなものがあるか、実物を見ながら、さばき方、美味しい食べ方の実演もしていただきます。
 

平成29年12月26日 NPO法人良い食材を伝える会 代表理事 中村 靖彦 

 会員以外の方でもご参加頂けます。是非、足をお運びください。
 お問い合わせ NPO法人良い食材を伝える会 事務局まで
        電話03-3423-6080 FAX 03-3423-6085
        e-mail info@yoishoku.com
 

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